サルタックの教育ブログ

特定非営利活動法人サルタック公式ブログ。教育分野の第一線で活躍するサルタックの理事陣らが最先端の教育研究と最新の教育課題をご紹介。

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1.ブログ更新のお知らせ
理事の畠山が「国際比較教育学は終わった学問か?-日本は外国の教育から学ぶ必要などないのか?」を更新しました。
http://sarthakshiksha.hatenablog.com/entry/2018/01/15/074646

2.ブログ記事編集後記

今回の記事の議論の一部は、先学期に受講した国際比較教育学の内容から来ています。この授業の先生は、私の指導教官だったのですが、今回の記事で中心的に扱われているマーティン・カーノイ教授は、私の指導教官の指導教官です。私の指導教官はインド人でバリバリの国際教育協力の人なので、カーノイ教授のこの議論を紹介したときに、国際比較教育学は重要なのは間違いないが、カーノイ先生が言う事なので注意を払う価値はあるはずだととても当惑していたのが印象的でした。

ただ、記事中では国際比較教育学の重要性は高まっていると書いたものの、ここ数年、米国の中でその地位が下がっている印象を受けます。バンダービルド大という教育分野に強い大学があるのですが、ここは博士課程から国際比較を無くしてしまいましたし、ティーチャーズカレッジでも、その存在感は弱まっています。これに対して、私のいるミシガン州立大学はむしろ国際比較教育学を教育政策プログラムの中で必修科目にし、私のコーホートの過半数は途上国の教育を研究している学生です。こんな冬は-20度以下がザラなmiddle of nowhereで国際比較が強いというのは米国の層の分厚さを感じますが、アフリカや南アジアから来た学生にとって、この冬の寒さと大雪は…(苦笑)

ところで、カーノイ教授のCIES会長就任ペーパーの中で世銀批判が出てきましたが、CIES会長の就任ペーパーの中での世銀批判はもはや伝統芸みたいなものになっています。しかし、私が気になるのは、世界銀行の教育分野の職員というのは大体高学歴&高学校歴なので、歴代CIES会長を輩出したコロンビア大学・スタンフォード大学の卒業生が多いという点です。つまり、世界銀行の職員は、カーノイ教授のような人達が指導教官ないしは博士論文の審査委員会にいたにも拘わらず、非難され続けているわけです。これはつまり、①世界銀行の構造が強烈過ぎて、博士課程で学んだことを活かせない、②世界銀行の職員が無能なので学んだことを忘れてしまった、③教授たちの指導が適当だった、のどれかになるわけですが、どれであっても酷い話ですね(苦笑)。


3.外部記事更新のお知らせ
理事の畠山が下記の記事を更新しました。是非ご覧ください。

政府の教育無償化政策は「思いつき」に過ぎないといえる理由

http://diamond.jp/articles/-/154019

学校教育だけでは教育問題を解決できない。女子教育の促進を阻害する男女の賃金格差

http://wezz-y.com/archives/51173

 

4.インターン募集
サルタックでは、日本国内の遠隔インターン・ネパールでのインターンを常時募集しています。
短期間のインターンでも構いませんので、是非ご検討ください。
http://www.sarthakshiksha.org/ja/whatwedo/hrdevelopment/

 

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