サルタックの教育ブログ

特定非営利活動法人サルタック公式ブログ。教育分野の第一線で活躍するサルタックの理事陣らが最先端の教育研究と最新の教育課題をご紹介。(現在noteへのブログ移行作業中です→https://note.mu/sarthakshiksha)

畠山勝太

現在noteへブログ移行作業中です。新しいカテゴリーはこちらになります→https://note.mu/sarthakshiksha/m/m3f2cb1e5c3c4 サルタック理事、ミシガン州立大学教育政策大学院博士課程在籍。1985年、岐阜県平田町(現海津市)生まれ。東京大学教育学部卒業後、神戸大学国際協力研究科へ進学(経済学修士)。修士課程在学中の2008年より世界銀行本部で勤務を始めた。2012年に国連児童基金(ユニセフ)ジンバブエ事務所に赴任し、その後本部・マラウイ事務所勤務を経て、現在に至る。 得意分野 教育統計・教育セクター分析・教育の経済分析・教育とジェンダー(女子教育)

世界から無視される日本

こんにちは、畠山です。今回は国際教育協力と日本について話をしようと思います。国際教育協力分野の論文も掲載してくれる学術誌にはいくつか媒体がありますが、International Journal of Educational Development(IJED)は、名称そのままに全編国際教育開…

学校なんか行っても意味がない!

0. はじめに 1. なぜ学校なんか行っても意味が無いのか? 2. シグナルと関係なく学校に行かされた場合、どうなるか? 3. 学歴・学校歴は労働市場でシグナルとして本当に意味を持っているのか? 4. まとめー学校なんか行っても意味が無いのか? 研究の局地性 セレ…

続・なぜ大阪は学力テストの結果を教員給与へ反映させるのを止めるべきか

1. 米国の学力テストを用いて説明責任を果たさせる教育政策について 2. 学力テストを用いて説明責任を求める教育政策は失敗した…のか? 3. 学力テストを用いて説明責任を求める教育政策は失敗した 4. 学力テストを用いて説明責任を求める教育政策はどのよう…

サルタック・ブログの一年を振り返る:障害児教育の教育経済学からヒマラヤ、オックスフォード、そしてキリマンジャロの麓まで

新年明けましておめでとうございます!現在のサルタック・ブログ(はてなブログ)を2017年12月17日に始めてから、早くも1年が過ぎました。最初の記事は理事・畠山の「幼児教育から考えるーアメリカの研究結果は日本にとって妥当なのか?」、最新の記事はイン…

ある教育施策の効果は人によって全然違う?―教育効果の異質性とMixed Methodの話 (超エリート寄宿学校を事例に)

こんにちは、畠山です。師走ですがみなさんお元気ですか?私は試験ウィーク真っただ中なので、あまり元気ではありません苦笑。前回・前々回と、ある政策・介入効果を検証するために、実験的にないしは疑似的にランダムに人々を、それを受けられる群と受けられ…

エビデンスに基づく政策のためのランダム化(RCT)のような実験は、言うほどには教育セクターで必要ないかもしれない話

早くも雪の降り始めたミシガンからこんにちは、畠山です。私の前回の記事で、ランダム化比較試験(RCT)を教育セクターで実施することが意外に難しいし、コストをかけてわざわざRCTのような実験をしても明らかにできる事は意外に小さいというお話をしました。R…

意外と難しい教育セクターでのランダム化比較試験(RCT)の実施

その教育政策議論、ランダム化比較試験(RCT)をすればいいだけじゃん。というセリフを耳にする頻度が増えてきたように感じます。確かに、勘や経験に基づく議論に比べればマシなのは間違いないですし、単純な使用前・使用後の比較と違い厳密さも高いです。 し…

日本の教員配置システムが優れている理由ー過度に分権化すると避けられない問題点

教育予算の7-9割程度は人件費に消費されているので、教育予算という観点から見ると、教員をいかにマネージ(例えば、少人数学級制度の実施なども、その本質は教員の数を増やす→人件費の増加→教員を増やした分教員給与を削るのか、それとも教育予算全体の増加…

文部科学省汚職と競争的資金を、オバマ政権の経験から考える

こんにちは、畠山です。今週の担当者も本業の締め切りに追われているのでまた私の登板です(権藤、権藤、雨、権藤…)。 大変残念なことですが、連日文部科学省の汚職問題がメディアを賑わせています。いくつもある汚職事件の中でも私が特に気になっているのは…

現在の国際的な潮流の中で、女子教育をもう一度考え直す

この記事はnoteへ移行しました。下記のリンクからよろしくお願いします。 note.mu --------------------------------------------------------------------------------------------- サルタックは無料メルマガを開始しました。 ・本ブログ記事の更新情報 ・…

ビルゲイツやザッカーバーグは救世主なのか、それとも破壊者なのか?-教育政策における新たな利益団体の話

この記事はnoteへ移行しました。下記のリンクからよろしくお願いします。 note.mu --------------------------------------------------------------------------------------------- サルタックは無料メルマガを開始しました。 ・本ブログ記事の更新情報 ・…

学校にエアコンなんて贅沢か?-温暖化が進む世界で子供達の学習環境を考える

先月、NBER(全米経済研究所)のワーキングペーパーで、暑さが子供の学習成果に与える影響を分析した研究が公表されました(Heat and Learning)。試験日に天気が悪いと、テスト結果が悪くなるという分析はちょこちょこ出ていたのですが、これは試験当日ではなく…

障害児をクラスメイトに持つと学びが阻害されるのか?-障害児教育の教育経済学

この記事はnoteへ移行しました。下記のリンクからよろしくお願いします。 note.mu --------------------------------------------------------------------------------------------- サルタックは無料メルマガを開始しました。 ・本ブログ記事の更新情報 ・…

教育の質を改善することが、教育へのアクセスを改善するためにも重要である国の話

途上国の教育省を支援する際に、どの教育段階をどれぐらい支援するのかなど戦略は多岐に渡るのですが、大きく分かれるポイントは教育へのアクセス改善のための支援を実施するのか、それとも教育の質改善のための支援を実施するのか、になります。なぜなら、…

幼児教育の費用は政府と保護者、どちらが負担すべきなのか?

幼児教育は効果的だ、という議論は日本にも伝わり過ぎている程ですが、「効果的」という単語が指すものが実はマチマチだったりします。例えば、前回の教員免許制度は不必要か?ー日本に雑に伝わった教育経済学の議論を再考するの中で、いくつか回帰分析の結果…

教員免許制度は不必要か?ー日本に雑に伝わった教育経済学の議論を再考する(国際教育協力も絡めて)

この記事はやや長いですが構成は下の通りになっています。教員養成にだけ興味がある方は1-3を、教育経済学にだけ興味がある方は4を、国際教育協力にだけ興味のある方は5を、全部に興味がある方は全部お読みください。 0. はじめに 1. 教員免許は不必要? 2. …

国際比較教育学は終わった学問か?―日本は外国の教育から学ぶ必要などないのか?

この記事はnoteへ移行しました。移行先へのリンクは下記になりますので、よろしくお願いします。 note.mu --------------------------------------------------------------------------------------------- サルタックは無料メルマガを開始しました。 ・本…